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表面技術協会、「トライボロジーと表面技術」の論文募集

 表面技術協会( http://www.sfj.or.jp )は、会誌「表面技術」の12号(平成26年12月1日発行)において、「トライボロジーと表面技術」と題した特集を企画、論文の募集を開始した。

 本特集では、プロセスの種類にかかわらず、トライボロジーに関わるすべての表界面現象・表面技術を対象とする。丈夫で固い表面を生み出す正攻法と言える研究ばかりでなく、犠牲となって摩耗することで本体の損傷を防ぐアプローチや、風になびく柳のようにストレスを受け流す手法など、さまざまなアイデアの提案と実際の研究例が紹介されることを期待しているという。加えて、マクロから分子レベルのミクロなスケールに至る表界面の摩擦摩耗現象の解析などについての寄稿も考えている。

 同協会では、「部品・製品の寿命を延ばし耐久性を上げるために、さまざまな表面改質技術が開発されてきた。耐摩耗性、耐擦過性、高潤滑性等の付与による機械的耐久性の向上も、今なお、表面技術分野における最重要開発課題の一つである。表面の機械物性とそれに関する実際問題について議論し、最近の技術的発展と基礎科学的な理解の深まりを概観することは、表面技術の発展に大きく寄与するものと期待される」としている。

 応募などの詳細は同協会WEBサイト( http://www.sfj.or.jp/kaikoku/2014_ronbun_bosyu.html )より。