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SEMICON Japan 2024

 

新東工業、ショットピーニング処理製品の不良製品流出防止のための非破壊検査装置

新東工業「ECNI–I」 新東工業( http://www.sinto.co.jp/ )は、ショットピーニング処理製品の表面評価技術「Sightia(サイティア)」を開発、処理製品の品質確保や処理不良製品の流出を防止するための検査装置「ECNI–I」の販売を開始した。

 同装置では渦電流を利用することで、ピーニング処理加工において未処理品・不完全処理品と正常処理品とを短時間(3秒/1個)で、非破壊によって判別することが可能となる。

 通常では、センサーによるピーニング装置自体の定期的な能力確認や処理製品を抜取りによる破壊検査によって処理の品質を確認していたが、同装置を使用すれば、短時間で処理製品を破壊することなくショットピーニング処理面全体を評価することが可能になり、ピーニング処理工程の信頼性と生産性の向上を図ることができる。

 主な対象製品は、自動車部品であるミッションギヤ、エンジン用弁ばね等で、ピーニング処理後の良否判定の検査装置として、検査装置単独で導入できることに加え、既存のピーニング処理装置を改造することで同装置を組み込み自動ライン化することも可能。同社のピーニング処理装置の既存納入先をはじめ、新規のピーニング処理装置の需要先に対して販売を行っていく。