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第9回ものづくりワールド名古屋

 

中部大と新東工業が「表面の高機能化技術の発掘」で包括的共同研究

 中部大学と新東工業は、「表面の高機能化技術の発掘」を研究目的とした包括的共同研究を進めていくことで合意に達し、4月1日に契約を締結した。期間は3年間。

 今回の協定締結を機に、組織的な連携・協力関係を構築していくとともに、新技術を創出するための複数の共同研究を推進し、人材育成・科学技術・学術研究の振興と研究成果の社会活用を目指す。

 中部大学は開学50周年を迎えるにあたり、技術移転機関の支援拠点として企業や行政との共同研究の推進に力を入れており、社会や企業の活性に向けての支援を推進している。一方、新東工業は表面処理事業の拡大および将来的な新事業の創出を狙いとし、「界面を切り口とした新しい表面創生技術や知識を獲得し、成長することが重要な課題であると考えている」としている。

 今後、「表面の高機能化」に関わる表面処理技術を顧客の実製品に求められる機能とリンクさせ、最適な表面を提案するなど複数の共通目的を持って活動し、中部大学では機能表面の分析と創生メカニズムの解明を、新東工業では機能表面の創生プロセス構築と市場アプリケーションの発掘を担当し包括的共同研究を進める。