日本アビオニクス( http://www.avio.co.jp )は、金属材料の微細溶接を非接触で行うファイバレ-ザー溶接機「LW-F300」の販売を開始した。スマートフォンをはじめとする情報機器やエコカーの需要増加に伴い軽量化・エレクトロニクス化が加速する自動車向けの電子部品・二次電池・燃料電池などの微細溶接向けに提案を行っていく。
同社は抵抗溶接、レーザ溶接、パルスヒートはんだ付け、超音波溶着の4種類の工法の溶接機をラインアップしている精密接合装置の総合メーカー。溶接形状・サイズ・強度・外観などの要望に応じた最適な溶接工法の提案や複数の溶接工法を組み合わせた複合溶接の提案を行う。
近年需要の高まっているレーザ溶接機の中でも、ファイバレーザー溶接機はビーム径が細くエネルギー密度が高い特長を持ち、微小な溶接物や反射率の高いアルミや銅の薄板などを高品質に溶接ができるという。
今回の新製品は、空冷構造のシングルモードファイバレーザー溶接機として初の(同社調べ)光パワー高速デジタルフィードバック制御機能(制御周期 2μsec)を搭載することで、高い溶接性にきめ細かい安定性を付加した。