日本パレリン、コーティングシステムについてのウェビナーを公開

　日本パリレン（ http://parylene.co.jp/ ）と親会社の米・スペシャルティ・コーティング・システムズは、日本パレリンが展開するコーティングシステムについてのウェビナー（ウェブ上のセミナー）を公開した。

　セミナーは45分間で、コンフォーマルコーティングの概要とパリレンコーティングの具体的な情報、適用方法およびエレクトロニクスや自動車、防衛・航空、医療機器などの各分野での使用実績を紹介するもの。各産業で技術が進化を続けるとともに小型化、形状の複雑化や設計への先端材料の使用が広がる中での取り組みをウェビナーで紹介した。機能としては、パレリンコーティングの生体適合性、生物学的安定性、優れたバリア性能、高い絶縁耐力、低い摩擦係数など、機器、部品に付与される価値について紹介している。また、同社最新の密着技術の進化にも触れ、以前はコーティングが困難であった金属の研磨表面や各種ポリマーへの密着性向上についても言及している。

　パリレンコーティングは、優れた物理特性、化学安定性をもつパラキシリレン樹脂をコンフォーマルコーティングする技術。常温・真空中に反応性に富むモノマーガスを導入し、ガスが物体表面に接したところで重合してポリマー膜を形成するという独特のメカニズムで、形状にかかわらず均一なピンホールのない薄膜が形成できる。成膜後のコーティング膜は極薄ながら高い耐水性、耐薬品性、ガス不透過性、電気絶縁性、耐熱性などを備えている。

　ウェビナーは、こちらのリンクから閲覧することができる。