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第9回ものづくりワールド名古屋

 

ホソカワミクロン、ドイツのプラスチック薄膜関連企業を買収

 ホソカワミクロン( http://www.hosokawamicron.co.jp/jp/ )は、ドイツのプラスチック薄膜関連企業Anton Kolb Maschinenbauの買収を決定した。

 ホソカワミクロンは、粉体システム関連事業、プラスチック薄膜関連事業、製菓関連事業の3事業を世界に展開している。同社海外子会社のホソカワアルピネ社(アウグスブルク市、ドイツ)がAnton Kolb Maschinenbauの全株式を取得し子会社化する。

 Anton Kolb Maschinenbauはプラスチック薄膜関連事業の分野で、フィルムの引き取り装置および巻き取り装置の開発・製造・販売を中心に事業を展開する企業。アルピネ社とは、1970年代からこれら装置の共同開発をはじめ、装置の提供元として協力関係を築いてきた。今回の買収により、多層構造の機能性フィルム製造システムに欠くことのできない周辺技術の一つであり、制御に高度な技術を必要とする引き取り、巻き取り装置に特化した高い技術力を有する企業がグループ傘下に加わる。これにより、同製造システムの一貫した製造販売体制を構築し、顧客のニーズに適合した独自性の高い新製品・新技術の開発スピードの向上と両社の技術的・営業的強みを活かした事業展開が期待できる。

 引き取り・巻き取り装置は、プラスチック薄膜製造システムに不可欠な技術。高度な制御技術が必要な装置であり、ホソカワは長年、同社から装置を調達する協業関係にあった。Anton Kolb Maschinenbauの直近の売上高は約12億円で従業員数は60人。