新日鉄住金、表面滑らかで曲げ加工部の耐食性を高めためっき線

　新日鉄住金は、棒線事業ブランドSteeLinCの下で開発を強化する高機能商品群XSTEELIAR（エクスティーリア）の新商品となる滑面高耐食性めっき線「タフガードマイルド」を開発した。

　タフガードシリーズは、従来の亜鉛アルミニウム（Zn-Al）合金めっきにマグネシウム（Mg）を添加して耐食性を約５倍向上させためっき線。すでに発売している粗面高耐食性めっき線「タフガードフロスト」に比べ、曲げ加工部や溶接部の耐食性に優れており、金網等の幅広い用途への活用により、全国的に拡大するインフラ長寿命化を図ることができる。

　生産・販売は、NS北海製線、日亜鋼業で行う予定。今後は、高耐食性めっき鋼板である「スーパーダイマ」との組み合わせなどにより、土木、建設、道路向けなど適用分野をさらに拡大していく。