東陽テクニカ( http://www.toyo.co.jp/ )は、薄膜用の機械的特性評価装置を開発・製造する米・NanoMechanics, Inc.の薄膜用硬度計「iMicro-A」の販売を開始した。
ダイヤモンドライクカーボン(DLC)膜や電装部品の電極表面に使用される金属めっき膜、車内の樹脂表面に使用されるハードコート膜など、製品の機械的特性を向上させる薄膜の硬度を測定するニーズに対応する。
同装置は生産現場で測定するための硬度計。薄膜の硬度測定を行う機能に絞ったコンパクト設計で、自動測定機能を標準装備、高いコストパフォーマンスを実現している。これにより、作業者の個人差による測定値のバラツキを低減し、検査時間短縮による生産スピード・生産性向上を図ることができるという。なお、国際規格ISO14577 “計装化押込み試験”に準拠し、グローバル化が進む産業界で国際的な標準硬度計として利用できる。