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SEMICON Japan 2024

 

タンガロイ、アルミナ被膜を厚膜化した鉄の転削加工向けチップ

タンガロイ「T1215」 タンガロイは、鋳鉄の転削加工向けにCVD(Chemical Vapor Deposition)によりアルミナ(Al2O3)被膜を厚膜化した「T1215」の販売を開始した。

 同品は母材とコーティング界面の密着性を向上させることにより、被膜はく離等の異常損傷を抑制し安定した加工が可能だという。さらにコーティング被膜にタンガロイ独自の表面滑性化技術「プレミアムテック」を施すことにより、耐チッピング性および耐欠損性を大幅に向上した。また、Al2O3被膜を同社従来品よりも厚膜化したことにより、高速加工での耐摩耗性を大幅に向上させた。
 
 同品は、専用母材および新コーティングを採用し、普通鋳鉄やダクタイル鋳鉄などの高速・高能率加工が要求される分野に販売を行っていく。