日本産業洗浄協議会( http://www.jicc.org )は10月21日、東京・芝の電巧社ビルで「第33回 JICC産業洗浄技術セミナー」を開催する。今回は、一般精密洗浄にも実用化が増えてきている、最新洗浄技術として注目されている超臨界洗浄、電解水洗浄を主体に行われる。参加費は10,000円、日本産業洗浄協議会会員は6,000円。
プログラム:〈これからの産業洗浄技術〉
13.00~13.05 開催挨拶 洗浄技術委員会
13.05~14.05 「これからの工業用洗浄剤はどうなるのか」
エー・エス・ケー 営業部 担当部長 梅木 義彦 氏
脱フロン・脱エタン時代に上市された各種新洗浄剤は、その後整理・淘汰され概ね落ち着いた状態にある。今後の洗浄剤はどのような方向へ進むのか進まないのか、また、洗浄剤の選定キーワードは何かについて解説する。
14.05~15.20 「電解水の工業分野への利用・応用,特に電解水による金属表面洗浄」
新光電気工業 開発統括部プロセス開発部 専任課長、博士(工学) 竹ノ内 敏一 氏
希薄な電解質水溶液の電気分解で得られるアノード室、カソード室の水溶液を「電解水」と言い、主に前者は医療分野、後者は脱脂洗浄などに活用されている。ここでは、電解水の生成原理とその特徴、工業分野での新たな利用、および電解水の特性を活かした金属表面の精密洗浄について述べる。
15.30~17.00 「超臨界二酸化炭素洗浄技術の現状と今後の展望」
東北大学 大学院環境科学研究科 客員教授、東北大学名誉教授 工学博士 新井 邦夫 氏
洗浄溶媒に対する本質的な環境適合性と洗浄技術の益々の高度化が求められている現状において、超臨界二酸化炭素を利用した洗浄技術はその要求に応えられる 有力な洗浄技術として位置づけられている。本講演では、超臨界流体溶媒の特性とその機能を平易に開設し、協議会が開発した新しい洗浄システムの原理と洗浄への応用展開を紹介する。
参加申込先、申込期限
日本産業洗浄協議会 事務局宛
〒105-0014
東京都港区芝2-10-4(電巧社ビル5階)
TEL. 03-3453-8165 FAX 03-3453-8167
10月11日(火)までにFAXで申し込み。