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第9回ものづくりワールド名古屋

 

サーモテック2017が7/19から3日間開催、熱処理相談コーナー設置

 「サーモテック2017 第7回国際工業炉・関連機器展」(主催:一般社団法人日本工業炉協会)が7月19日(水)~21 日(金)の3 日間、東京ビッグサイト東4 ホールで開催される。

 同展は、1993年以来4 年に1度開催されており、国内唯一かつアジア最大規模の工業炉・熱技術、関連機器の展示会だ。前回のサーモテック2013では、18955名が来場。第7 回目となる今回は、13 カ国から189 社・団体(国内:163 海外:26)が出展を行う。前回開催の成果を受け、19社の出展者が出展小間を増やし、全体で402小間に達したという。

 サーモテック2017( http://www.thermotec-expo.com )では、「環境・熱・未来~ようこそ、熱技術の明日(みらい)へ~」をテーマに、工業炉・熱技術の関連機器や装置、システム、サービスなどの出展製品やセミナー、プレゼンテーションなどの人気企画を通し、熱技術の新たな可能性を提案する。同展で毎回注目される基調講演は、講師に東京工業大学 特命教授 名誉教授 工学博士の柏木孝夫氏を招き、「エネルギー政策の主点からみた我が国のサーマルビジョン」と題して実施する。また、新日鐵住金 執行役員 技術開発本部 プロセス研究所長 村上英樹氏により、「鉄と鉄鋼業の環境対応能力」と題した特別講演も開催され、同社の事例などを通じ、鉄鋼業における環境負荷低減の取組みが発表される。基調講演・特別講演は、公式ウェブサイト(www.thermotec-expo.com)から申し込むことができる。その他、毎回好評の出展者プレゼンテーションのプログラムも連日予定されている。

 また、研究開発とビジネスを結びつける産学連携・交流の場として前回大好評だった「アカデミックコーナー」を今回も同規模で設置する。日本全国から研究機関や大学が集まり、工業炉に関連する最先端技術や研究成果が発表される。さらに、同エリアでは「アカデミックプレゼンテーション」がサーモテックの開催中に毎日実施される。20分間に各団体・組織よりそれぞれの研究が発表され、集中的に最新技術情報を入手できるよう配慮されている。

 本サイト読者の注目のイベントとしては、熱処理相談コーナーが挙げられる。一般社団法人日本熱処理技術協会と日本金属熱処理工業会が熱処理技術の最新動向を紹介するほか、会期中の3日間、11:00~13:00/14:00~16:00 に専門相談員が来場者からの熱処理に関する様々な相談を受け付ける。その他にも、一般社団法人日本工業炉協会が主催者特別コーナーを設け、同協会発行の書籍販売、工業炉や同協会事業に関する質問を受付ける。
写真提供:サーモテック/メサゴ・メッセフランクフルト写真提供:サーモテック/メサゴ・メッセフランクフルト