日本アビオニクス( http://www.avio.co.jp/ )は、赤外線の背景反射(以下、反射)の影響を除去し、低放射率物体の温度分布を正確に計測する技術を搭載した赤外線サーモグラフィカメラ「InfReC(インフレック) TS300SW」の受注を開始した。
同品は、従来の赤外線サーモグラフィカメラでは困難とされてきた金属の表面温度分布を、非接触で高精度に計測することが可能。これにより、自動車産業において車体軽量化を目的に採用が進んでいるアルミの温度分布計測や金型温度管理が可能になり、加工精度や歩留りの改善に寄与する。また、2次電池用材料の研究加速による電池の高寿命化などにも寄与するという。
さらに、同品は、インラインでの連続運転が可能。従来の赤外線サーモグラフィカメラをインラインで使用する際にネックとなっていた、冷却器やシャッターなどの消耗部品を使用しない構造により、メンテナンスフリーを実現した。