JX金属( http://www.nmm.jx-group.co.jp/ )は、半導体用スパッタリングターゲットの需要の急速な伸びに対応するため、生産能力を約30%増強する。
同社の半導体用スパッタリングターゲットは、業界トップのシェアを有し、世界の主要半導体メーカーで採用されている。半導体デバイスは、スマートフォン、パソコン、データセンター、自動車、産業機器などのあらゆる電子機器で使われており、IoT・AI社会を迎え、需要の急速な拡大が見込まれている。また、電子機器の飛躍的な性能向上に対応し、半導体デバイスにも、さらなる高集積化による高速化、高機能化、高容量化、省電力化などが要求されている。
同社は、今後の需要の拡大と、次世代半導体デバイスに求められる顧客ニーズに対応し、製品開発から量産に至るまでの安定供給体制を確立するため、半導体用スパッタリングターゲット製造設備(高純度金属精製、溶解等)を増強する。今後、段階的に設備増強を行い、2020年度の生産能力は、2017年度比で約30%増を見込んでいる。