シチズン時計( https://www.citizen.co.jp/ )は、チタン素材自体の表面を硬くし、打ちキズなどから時計を守る表面硬化技術「デュラテクトMRK」の新色となる「デュラテクトMRKゴールド」を開発した。
デュラテクトMRKゴールドを施した腕時計
同社が表面硬化技術と位置付ける「デュラテクト」シリーズには、素材表面を硬い膜でコーティングする技術とチタン素材自体の表面を硬化させる技術「デュラテクトMRK」がある。デュラテクト MRKはデュラテクトに比べ約10倍以上硬化層が厚く、硬度は同等だが、厚みがある分打ちキズに強いのが特長だという。
素材となるチタンは軽い、錆びない、金属アレルギーを起こしにくいという優れた特長を持ちながら、傷がつきやすいという欠点がある。「デュラテクトMRK」は、チタンの表面にガスを浸透させ、硬化させることで素材自体の表面をビッカース硬度でHv1300~Hv1500にすることができる。
ビッカース硬度の比較
チタンの金属アレルギーを起こしにくい特長を守るため「デュラテクトMRKゴールド」はガスで表面を金色に加工し、初めて耐メタルアレルギーの金色が実現した。今回、落ち着いた上品な金色が特長の「MRKゴールド」を追加し、「デュラテクトMRK」のカラーラインナップを充実させる。