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SEMICON Japan 2024

 

関西電力など、IoTを活用した「工業炉最適運用サービス」

 関西電力、エコム、オプテージは、顧客の工業炉の予防保全と省エネルギー化を目的として、IoTを活用した見える化によりサポートを行う「工業炉最適運用サービス」を共同開発した。


 関西電力は、現在、工業炉を設置している、もしくは今後、設置を検討している顧客に本サービスを提案し、関電ガスの販売拡大にもつなげていきたい考え。また、本サービスの提供に必要な機器の設置やメンテナンスについては、国内外で工業炉の販売・保守で実績のあるエコムが実施し、工業炉の最適運用コンサルとチューニングについては、エネルギーコンサルで実績のある関西電力がエコムと共同で実施する。オプテージはIoTを活用した、工業炉の見える化システムの開発および見える化システムのIoTプラットフォームを提供する。

 このサービスは、顧客の工業炉にIoTセンサーを設置し、工業炉内を「見える化」することで、タブレット等で遠隔監視が可能となることに加え、測定したデータを基に、定期的な最適運用コンサルやチューニングを実施することで、予防保全と省エネルギー化が図れる。本サービスの開始にあたっては、工業炉のシステムから稼働状況、運用方法に至るまで、実際の状況を把握し基礎情報を集めることで設備の健全性を評価する「カルテ」を作成することで、炉の基礎情報となる健全性を把握し、最適運用コンサルと計画的な設備改修を提案する。


 また、オプションメニューとして、国内で同様のサービスでは初となる「ウェアラブルカメラを活用した遠隔保守支援サービス」に加え、定期保守点検サービスを用意している。