ブルカージャパンは日産アークと共催で、6月19日13:30~14:10にナノインデンテーションのウェブセミナー「ナノインデンテーションを用いた複合分析技術のご紹介~製品開発・生産管理の現場で役立つ! 接合界面における複合分析事例から測定解析手法・基礎まで~」を開催する。
参加は無料(事前申込み制)で、以下から申し込みできる。
https://register.gotowebinar.com/register/6524598063736540940?source=Bruker-nano.jp
様々な技術分野において、ナノインデンテーションによる微小領域の機械的特性評価は材料の研究開発・現象解明に必要不可欠なものになっている。また、その評価結果を単独で考察するのではなく、形態評価、組成評価などの各種分析技術で得られた結果と組み合わせることで、さらに材料についての深い考察が可能になる。
本ウェブセミナーは、材料の解析手法としてナノインデンターを活用したい人や、製品の試作・設計・生産管理に従事し接合界面に関する疑問や問題を抱えている人、ナノスケールでの樹脂接合の物性的な理解を深めたい人、ナノインデンテーション測定のユーザーまたはビギナー、これからナノインデンテーションの測定データを業務に使ってみたい人などに最適で、内容は以下のとおり。
・「ナノインデンテーションの基礎 2nd step」ブルカージャパン ナノ表面計測事業部 アプリケーション部 二軒谷亮氏…ナノインデンテーションは圧子(プローブ)の押し込み試験によりナノスケールの硬さ・弾性率を評価する手法である。今回は実際に装置を用いて測定する際に知っておくと役に立つナノインデンテーションの測定と解析手法の解説から、様々な先端形状の圧子(プローブ)の紹介とその選定基準、マイクロスケールの硬さ試験(マイクロビッカース)との比較、測定時の注意点(固定手法やドリフトへの対応など)などを紹介する。
・「接合界面における複合解析」日産アーク 物性解析室 清水悟史氏…工業製品には数多くの接合界面が存在するため、製品としての不具合が生じる要因となる事例が数多く発生している。日産アークでは、不具合の発生した接合界面の形態観察・化学分析・物性評価を複合して分析・解析することにより、製品設計へのフィードバックするための要因調査を多く手掛けてきた。複合解析の中でナノインデンテーションやAFMによる評価技術は、接合界面における微小領域での分析手法として威力を発揮してきた。本講演では、ナノインデンテーションによる接合界面における微小領域での物性の分布測定と、樹脂系材料での融着界面における複合解析を実施した事例を紹介する。