ブルカージャパン ナノ表面計測事業部は7月3日13:30~15:30に、ウェブセミナー「Bruker原子間力顕微鏡PeakForceTapping10周年記念特別セミナー~原子間力顕微鏡によるナノスケールへの挑戦~」を開催する。
参加は無料(事前申込み制)で、以下から申し込みできる。
https://attendee.gotowebinar.com/register/1400261450152411403?source=mechanical-tech
当日のプログラムは以下のとおり。
・13:30~13:35 開催挨拶
・13:35~14:35 [特別講演]「原子間力顕微鏡の最前線 ―AFMによる液中高分解能イメージングおよび生体分子間相互作用力の可視化―」京都大学 工学研究科 電子工学専攻 教授 山田啓文氏
タンパク質分子やDNAなどの生体分子系は、ナノスケールの高度なシステムとして機能し、細胞レベルでの信号認識・伝達、エネルギー変換など多様な生体機能を担っている。原子間力顕微鏡(AFM)による高分解能イメージング法は、こうした分子スケールでの生体試料の機能解析において強力な手法となることが期待されており、実際、抗原-抗体反応やDNA–タンパク質複合体など分子認識における生化学メカニズム解析に向けた計測へと急速に展開しつつある。特に、周波数変調AFM(FM-AFM)をベースとする3次元フォースマップ法は、水和構造や電荷分布を直接可視化する強力な手法であり、固液界面系の構造・物性計測や、生体分子間相互作用力の直接計測・可視化法へと展開しつつある。
本セミナーでは、FM-AFMおよび3次元フォースマップによる固液界面および生体分子の水和構造や電荷分布可視化の現状を述べるとともに、生体分子間相互作用の直接マッピングの現状と展望について解説する。
・14:35~15:25 「ブルカー原子間力顕微鏡PeakForceTapping 10周年記念
~原子間力顕微鏡によるナノスケールへの挑戦~」ブルカージャパン アプリケーション部 部長 鈴木 操氏
独自の測定モードであるPeakForceTappingは発表から10年を迎える。PeakForce Tappingモードを採用することで、従来測定が困難であった様々なサンプルのイメージング例、高解像度と機械特性マッピングの同時測定例、従来は不可能であった導電率と電気化学応答の測定例、優れた解像度または新機能を備えた独創的な新しいモードについて等、これまでの経緯を振り返りながら解説する。
・15:25~15:30 クロージング