三井化学( https://jp.mitsuichemicals.com )のグループ会社であるSDC Technologies(アメリカ・カリフォルニア州、以下SDC)は、超撥水・反射防止コーティング材料の製造・販売・研究を行うCOTEC(ドイツ・バイエルン州)を買収することで合意し、2020年10月1日にCOTECがSDCの100%子会社になったと発表した。
三井化学グループのビジョンケア材料事業は、メガネレンズ材料からコーティング材料まで多様な製品ラインナップを有している。メガネレンズ材料では、MRシリーズの高屈折率レンズ材料をはじめ、中・低屈折率のレンズ材料を揃えている。
コーティング材料では、2008年にSDCを買収して以降、2010年には防曇コート材に強みをもつFSI Coating Technologies、2014年にはUV硬化型ハードコート材のLTI Coating Technologies(2017年にSDCが吸収合併)を傘下に加えた。今回、超撥水・反射防止コート材をもつCOTECが新たに加わることで、メガネレンズ市場へのコーティング・ソリューションの強化を図っていく。