IHI HAUZER TECHNO COATING( hauzer.jp )は、幅広い産業で要求の高まってきている水素フリーDLCコーティング(ta-C)や大型製品向けコーティングの成膜において、最適なコストパフォーマンスを発揮するバッチ式PVD装置「Hauzer Flexicoat® 1250」を開発した。トライボロジー用途向け、工具向け、装飾部品向けと広範に利用できる。
装置の主な特徴は有効コーティング容量がφ810mm×高さ850mmで、これまでのベストセラー機種「Flexicoat® 1200」の既存の治具が使用でき、かつ生産性を33%アップした。磁場を最適化し面内均一のアークスポットが可能な独自アークイオンプレーティング手法「CARC+」やHiPIMSなど、Hauzerのコーティングテクノロジーをすべて搭載可能とした。カソード搭載可能箇所数は7ヵ所(Flexicoatシリーズではこれまで最大6ヵ所)に拡張。チャンバー内や装置各所へのアクセスのしやすさを向上した。冷却しながらハイパワー成膜を可能とする冷却パネルによって成膜レートを向上。標準オプションとして、リトラクタブルヒーター&冷却パネルを用意している。