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SEMICON Japan 2024

 

日本製鉄、従来より耐食性高めためっき鋼板を開発

 日本製鉄( https://www.nipponsteel.com/ )は、新高耐食めっき鋼板「ZEXEEDTM」を開発、10月より販売を開始する。


 同社では、2000年から高耐食めっき鋼板「SuperDyma®」と「ZAM®」を販売してきた。両製品はすでに建材や自動車、家電・産業機械など、幅広い分野で採用されており、国内外累計販売量は約1500万tにのぼる。その一方で、マーケットからはさらなる高耐食性のニーズが寄せられていたことから、ZEXEEDを開発した。

 同品は、土木・社会インフラ分野で一般的に使用されている後めっきや、従来の高耐食めっきを大幅に上回る優れた耐食性能を有している。同社が行った試験では、平面部の耐食性が高耐食めっき鋼板の約2倍、溶融亜鉛めっき鋼板GIの約10倍向上することを確認しているという。

 同社は、ZEXEEDの優れた耐食性を活かし、製品の長寿命化によるライフサイクルコスト削減や、喫緊の課題となっている国土強靱化や社会インフラ老朽化対策、労働人口の減少に伴う省工程・省力化などのニーズに応えていく。また、同品は、世界的に急増している再生可能エネルギー関連需要の中で、特に厳しい環境下に設置されるプロジェクトや、沿岸部および高温多湿なエリアで使用される様々な用途に適した材料と同社では考えている。

ZEXEEDのロゴ&ネーミングコンセプト
ZEXEEDのロゴ&ネーミングコンセプト