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SEMICON Japan 2024

 

日立金属、3Dプリンタを用いた試作造形サービスを開始

 日立金属( https://www.hitachi-metals.co.jp/ )は、金属積層造形(金属3Dプリンタ)事業の強化に向け、試作造形サービスを開始した。用途に適した特性を持つ金属3Dプリンタ用材料だけでなく、金属3Dプリンタならではの最適な設計を適用した造形品を提供する。

パウダーベッドタイプによる試作造形の模様 [ドラッグして移動] ​
パウダーベッドタイプによる試作造形の模様

 同社は、コーポレート研究所「グローバル技術革新センター Global Research & Innovative Technology Center(GRIT(グリット))」において、金属3Dプリンタ用の金属粉末の開発や積層造形のレシピ開発および造形品の製品化に関する技術開発に取り組んできた。また、金属3Dプリンタ事業の強化に向け、2020年4月1日付で「AMソリューションセンター(AMSC)」を設立し、社外パートナーとの協創を推進し、金属3Dプリンタを起点として、粉末射出成形や精密鋳造といった幅広い造形分野を対象に、素材、設計、加工、レシピまで含めたソリューションの提供を始めた。

 こうした中、同社は金属3Dプリンタ事業のさらなる強化に向け、AMSC内に試作造形を請け負う部門としてAMプロダクションベース(AMPB)を設立し、積層造形の試作サービスを本格的に始めた。

 AMPBは、これまでGRITで積み重ねてきた造形開発の成果と同社がこれまで各分野で蓄積してきた製品化技術および品質保証技術を活用し、社外パートナーと協力しながら、試作造形品を提供する。また、同社オリジナル材のみならず、一般的な規格材での積層造形にも対応する。さらに、顧客の希望に応じて、積層造形で製作する部品の継続供給もサポートする。