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SEMICON Japan 2024

 

旭硝子、ナノ構造で高付加価値を実現するガラス開発に向けて米企業に投資

 旭硝子( http://www.agc.com )は、高付加価値ガラスの開発を強化するため、最先端のナノ構造形成技術開発を進めるRolith社(本社:米国カリフォルニア)に対して、総額200万ドルの投資を実施した。

 Rolith社が開発を進めるナノ構造形成技術は、ロール状のフォトマスクを回転させて、露光、現像する方式であり、大面積のガラス基板にナノ構造を短時間で形成することができる技術。旭硝子はガラス表面に機能膜を形成するコーティング技術を得意としており、両技術を組み合わせることでモバイル端末のカバーガラスに指紋が付着するのを抑制したり、自動車の窓ガラスが曇るのを防止したり、太陽電池のカバーガラスの反射防止によって発電効率を高めたりすることが可能になるなど、ガラスのさらなる高機能化が期待できるという。

Rolith社のナノ構造形成技術Rolith社のナノ構造形成技術