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SEMICON Japan 2024

 

KISTEC、トライボロジー技術フォーラムの参加受付開始

 神奈川県産業技術総合研究所(KISTEC、 https://www.kistec.jp/ )機械・材料技術部は12月8日、神奈川県海老名市のKISTEC海老名本部で「令和5年度トライボロジー技術フォーラム ~低炭素社会の実現に向けたトライボシステム開発~」を開催する。当日は会場での開催と同時にオンライン上でライブ配信を行うハイブリッド形式にて開催する。参加費は無料。時間は13時30分~16時30分まで。問い合わせ・申し込みはこちらから。

 フォーラムの内容は以下のとおり。

「オープニング」

青木 信義 氏(KISTEC 機械・材料技術部 部長)

超低環境負荷潤滑剤を目指した糖アルコールの潤滑特性とレオロジー特性

本田 知己 氏(福井大学 工学研究科産業創成工学専攻 教授)

 環境に優しい新たな潤滑剤として食品成分である糖アルコールおよび還元水あめのトライボロジー特性を調べた結果、NSF H1規格の食品機械用潤滑油と比較して同程度、またはそれ以上に良好な摩擦特性を有する糖アルコールを4種類見いだした。ここでは、摩擦摩耗試験とレオロジー測定の結果をもとに、低摩擦発現機構の解明を試みた結果について、最新のデータを含めて概説する。

環境にやさしい潤滑剤とDLCを用いたグリーントライボロジー技術動向

加納 眞 氏(KANO Consulting Office 代表)

 環境にやさしい生分解性潤滑油やアルコール水溶液とDLCコーティングの組み合わせによる超低摩擦特性は、近年多くの論文が公開されているだけでなく、すでに欧州では実量産適用に向けた国家プロジェクトが実施されている。その適用ターゲットの一つが歯車となっている。本フォーラムにおいては、それらに関連した摩擦特性や開発動向について紹介する。   

「連続荷重増加すべり試験および潤滑下の試験によるダイヤモンドライクカーボン(DLC)膜の評価技術について」

吉田 健太郎 氏(KISTEC 機械・材料技術部 材料物性グループリーダー)

 KISTECでは硬質薄膜の機能性評価試験を実施している。本フォーラムでは連続荷重増加すべり試験を用いたDLC膜の損傷形態の評価、およびDLC膜と潤滑剤含有成分との相互作用による反応膜の形成と低摩擦化の関係について解説する。

「KISTEC内トライボロジー関連設備見学」