メインコンテンツに移動
SEMICON Japan 2024

 

大同特殊鋼、ベトナム子会社が新工場で熱処理、表面処理を導入

 大同特殊鋼の連結子会社であるベトナムのDAIDO DMS VIETNAM CO.,LTD.(以下 DMSV)は10月10日、主要取引先をはじめとする関係者が出席し、現地ベトナムにて新工場の開所式を開催した。

開所式でのテープカットの様子
開所式でのテープカットの様子

 DMSVは大同特殊鋼と同社の連結子会社である大同DMソリューションの両社で2008年にベトナムに設立した金型用鋼の加工販売拠点。今回、事業拡大に備えて新工場を建設し、2023年5月に旧工場から転居、同月に稼働を開始した。

 式典では、大同特殊鋼 副社長の山下敏明氏が出席し、「新工場は以前の工場から大きく変化を遂げている。これまで以上にスピーディに、日本と同様の品質をベトナムの皆さまに提供していくことを期待している」と祝辞を述べた。

 新工場は旧工場の約3倍の面積を持ち在庫保管能力を強化したほか、これまで行ってきた機械加工ラインに加えて、新たに熱処理ラインと表面処理ラインを導入し製造プロセスを拡張した。また、作業および物流効率に配慮したレイアウトとし生産能力の向上を目指している。

 DMSVは、大同特殊鋼の工具鋼製品の素材提供から加工および熱処理まで手掛けることで、成長著しいベトナム市場において日本国内同様の品質・サービスを提供していく。