新東工業( https://www.sinto.co.jp )は、超小型サイズの「DRACHE®(ドラチェ)アルコール検知システム」の販売を開始した。アルコール検知器は縦60mm、横27mm、厚さ12mmと小さく、重さも12gと超軽量のため、自動車の鍵にキーホルダーのように付けて持ち歩ける。業界最小・最軽量を実現した。
同品は、スマホにつなげて息を吹き込むだけで簡単に呼気中のアルコールを測定でき、測定結果をクラウド経由により自動で管理できる。測定した結果は、すべて安全運転管理者らにメールを送って知らせる。安全運転管理者より否認された場合は、運転者にすぐに否認メールが届く仕組み。電源はアルコール検知器の使用時に接続するスマホから給電するため、電池切れの心配もなく、電池交換のコストや手間もかからない。測定結果は法令で定められた保存期間の1年間を超す400日間保存する。アルコール検知器は日本製で信頼性も高い。
また、すでに他社のアルコール検知器を使用している場合には、測定アプリ(測定結果管理クラウドサービス)のみの使用も可能。検知器に結果表示機能が付いていれば、他社製品であっても測定結果が表示された画面をスマホのカメラで撮影してアプリにアップロードして簡単に使え、確認できる。
道路交通法施行規則の改正により、社用車を運転する際、緑ナンバー車に加え、白ナンバー車も昨年12月1日からアルコール検知器を使用した酒気帯びの確認と1年間の記録保存が義務化された。ドラチェは今回の義務化に対応した商品となる。
測定アプリのみの使用料は、月額にして1アカウントあたり200~300円(税別、契約数により変動)と安価。システム導入のための初期登録費用も不要。アルコール検知器の価格は1個あたり1万5000円(税別)。