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日本熱処理技術協会、9 月26 日、27 日にサーモ・スタディ2024(岡山)を開催

 日本熱処理技術協会は岡山県工業技術センターと共同で9 月26 日、27 日の両日、岡山県岡山市のテクノサポート岡山 研修棟 大会議室で「熱処理テクニックの基礎と新しい熱処理技術」をテーマとする「サーモ・スタディ2024(岡山)」を以下のとおり開催する。

 申込締切は9 月21 日(または約80名の定員に達した場合)で、以下のURLまたはQR コードから申し込みができる。聴講料は16500円(消費税込み)。

https://forms.office.com/r/R9z2Zr35Wn

サーモ・スタディ2024(岡山)QRコード mst 表面改質

 
9月26日

・9:30~ 9:40「開会の挨拶」西 勝志氏(岡山県工業技術センター 所長)

・9:40~10:35「窒化処理と設備の技術動向」武本慎一氏(DOWAサーモテック)…窒化処理はカーボンニュートラルに貢献できる表面処理方法として近年改めて注目が高まっている。本講演では窒化処理の基礎的事項も含めて窒化技術を概説したのち、新しい技術動向についても実例を交えて紹介する。

・10:40~11:35「窒素による鋼の新表面硬化法」大西拓也氏(日本テクノ)…古くて新しいテーマである窒素による鋼の表面硬化技術は,「低ひずみ」、「低温処理」、「高硬度」、「焼もどし軟化抵抗性」等の要望に応える有望技術である。本講演では、窒素による鋼の新表面硬化法の一端をまとめ紹介する。

・12:25~13:20「プラズマ窒化を利用する複合表面硬化処理」大沼一平氏(日本電子工業)…プラズマ窒化は窒素および水素ガスを用いた環境負荷の小さい熱処理プロセスとして近年注目されている。本講演では、プラズマ窒化の概説から本法を利用したセラミックコーティング等との複合表面改質の応用事例について紹介する。

・13:25~14:20「真空浸炭設備とその付帯設備」中本一朗氏(IHI機械システム)…表面硬化処理法として浸炭は広く適用されている。近年、省エネルギーやカーボンニュートラルの観点からアセチレン真空浸炭が注目されている。本講演では、アセチレン真空浸炭の導入時に注意すべき特長や真空浸炭処理ラインの構築に必要な付帯設備について紹介する。

・14:30~15:25「環境にも現場にもやさしい真空浸炭炉」田村和之氏(大同特殊鋼)…ギヤやシャフトなど、形状が複雑で高強度が必要な鋼材部品の表面硬化処理として、浸炭処理・浸窒処理が広く一般的に用いられている。本講演では、同社がラインアップする真空浸炭炉モジュールサーモおよびシンクロサーモの特徴と、その導入効果について紹介する。

・15:30~16:25「浸炭設備の高性能化と多様化」吉井聡一氏(中外炉工業)…本講演では、ガス浸炭について、浸炭のメカニズム、雰囲気の制御方法や設備の種類について説明する。併せて、省エネルギーや焼入れひずみ低減に向けた設備の高性能化への取り組みや、水素バーナ、アンモニアバーナをはじめとした脱炭素化に向けた取り組みについても説明する。

・16:45~18:45「技術交流会(懇親会/ 花水木、希望者・会費別途4400円(消費税込み))」

 

9 月27 日

・9:10~10:05「高機能表面改質装置とプロセス」木立 徹氏(オリエンタルエンヂニアリング)…各種熱処理において雰囲気管理は非常に重要な因子の一つである。本講演では、ガス浸炭やガス窒化、さらには真空浸炭における各種センサによる雰囲気の見える化と、それらを用いた制御方法について説明する。

・10:10~11:05「水溶性焼入液の適用と液管理」柳原欣尚氏(ナガセケムスペック)…本講演では、水溶性焼入液とは何か、代表的なポリマーであるポリアルキレングリコールを用いた際の水や鉱物油等との違いを長所、短所を踏まえて説明する。また、使用する際の水溶性焼入液の管理方法などの注意ポイントについて化学的観点からの解説を実施する。

・11:55~12:50「特徴ある熱処理油剤について」橋本誠二氏(日本グリース)…最近の熱処理油剤への要求として本来の目的である一次性能の冷却性能だけでなく、各種法規制や環境対応等を考慮した二次性能を有する熱処理油剤のニーズがある。本講演では、ニーズに対応するために開発された特徴ある熱処理油剤の一部について紹介する。

・12:55~13:50「金属表層の硬さ試験」山本正之氏(山本科学工具研究社)…硬さ試験は、その適用範囲の広さ、簡便さなどから金属熱処理、表面処理の評価や品質管理に広く利用されている。本講演では、表面層の硬さ試験に特に有用なビッカース硬さを中心に、硬さ試験の基礎、硬さ基準片による試験機の管理について解説する。

・14:00~14:55「岡山県工業技術センターにおける熱処理研究への取り組み」築山訓明氏(岡山県工業技術センター)…カーボンニュートラルやSDGsなど、熱処理分野においても環境問題対策への要求が高まっている。本講演では、浸窒焼入れを中心に、同センターの熱処理技術関連の取り組みについて紹介する。

・15:00~15:05「閉会の挨拶」日本熱処理技術協会 教育委員

・15:15~16:15「工業技術センター見学会(希望者・先着20 名)」…工業技術センター見学会では岡山県工業技術センターの熱処理技術に関わる浸窒装置・電気炉・分析・検査装置等を見学する。