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カーボンニュートラル実現に向けた歯車システムとトライボロジー

 

日本製鉄、自社の新規・更新制御盤に着色高耐食めっき鋼板を適用

 日本製鉄( https://www.nipponsteel.com/ )は、生産設備の新設・更新時のCO2排出量削減を目的として、制御盤筐体の仕様標準に、塗装工程を省略できる着色高耐食めっき鋼板「スーパーダイマ®GB」を追加した。

スーパーダイマGBを適用した制御盤
スーパーダイマGBを適用した制御盤

 スーパーダイマGBは高耐食めっき鋼板スーパーダイマの後処理において顔料を用いて、一般的な電設資材に用いられる色調マンセル値「5Y7/1」近似色を着色した鋼板。制御盤などの電設資材は、その防錆機能を塗装により担保していたが、同社が提供する高耐食めっき鋼板(スーパーダイマ、ZAM)を適用することにより、製造(塗装)工程でのCO2排出量を削減することが可能。

 今回、同社に電機制御システムの納入実績があるTMEIC、同社の制御盤を製造するティエスイーと共同で、溶接以外の接合方法などの諸課題を解決したことから、同社名古屋製鉄所の制御盤91面(鋼材ベースで約45t)、東日本製鉄所君津地区の制御盤4面(同2t)での適用を決定し、既に制御盤の製造、その設置を開始している。