ネクスメッドインターナショナル( https://www.nexmed.co.jp/ )は、整形外科領域の治療に用いる人工股関節システム「NexMed 人工股関節システム」を販売する。
同品は、主に変形性股関節症等の治療の際に体内へ埋植するインプラント。変形性股関節症とは、加齢や遺伝などが原因で、股関節の軟骨がすり減り、痛みや機能障害を引き起こす病気。症状が進行し運動療法などで回復の見込みがない場合、人工股関節置換術などの手術が検討される。同品には従来課題となっていた、より安定した骨との固着や、インプラントの摩耗低減を目的とした様々な工夫が施されており、長期間にわたり機能を維持することが期待できるという。
同品は、インプラントと骨の強固な固定を目的として、臼蓋シェルおよび大腿骨ステムのインプラント表面に、生体親和性の高いチタンのコーティングに加え、骨の成分であるリン酸カルシウムの一種であるハイドロキシアパタイトのコーティングを採用している。軟骨の代わりとなるポリエチレンライナーには、摩耗による破損を低減させるためのガンマ線による架橋処理とポリエチレンの酸化による劣化を防ぐビタミンEを添加したビタミンE添加型高架橋ポリエチレンライナーを採用した。大腿骨頭にはポリエチレンの摩耗を抑制するジルコニア強化型のアルミナセラミックヘッドを採用している。
NexMed 人工股関節システムの構成