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コニカミノルタジャパン、分光測色計の最上位モデルを販売開始

 コニカミノルタジャパン(https://www.konicaminolta.jp/instruments/)は、コニカミノルタの光学技術を結集した分光測色計の最上位モデル「CM-3700A Plus」の販売を開始する。新製品は、高精度・高信頼性が認められ、さまざまな業界において基準器として採用されている「CM-3700A」と互換(※SCI/LAVの時)を保ちつつ、さらに繰返し性、器差の性能を向上した測色計としている。

コニカミノルタジャパン 分光測色計の最上位モデル「CM-3700A Plus」 bmt ベアリング&モーション・テック
分光測色計の最上位モデル「CM-3700A Plus」

 

 同社ではすでに、分光測色計 CM-3700A Plusを用いたデモや同製品の見積り、製品の詳細説明などについて、対応を行っている。

分光測色計 CM-3700A Plusの主な特長は以下のとおり。

・高精度/高信頼性:⾼精度・⾼信頼性を追求することにより、器差と繰返し性が⼤幅に向上し、反射率が低いサンプルをより高い精度で測定できるようになり、黒色の繰返し性は、従来機種の半分以下と大幅に向上

・測定作業の効率化を実現:SCI/SCEを同時に測定し、測定時間が従来機種の約半分に短縮したことで、測定作業の効率化を実現。また、電⼦ビューファインダー機能でPCから測定位置を確認でき、位置合わせが容易になった。さらに、測定データと併せて画像を保存できるため、測定位置を画像で確認することが可能

・高い安定性を実現する波⻑補正機能:「ゼロ校正」、「白色校正」さらに「波長補正」により 、高い安定性、測定精度の維持を実現。同社独自の⾃動波⻑診断・補正機能「WAA(Wavelength Analysis & Adjustment)」により、測定器の波⻑ずれを⾃動で検出して補正

・透過色の測定が可能:拡散照明・0°受光(di:0°、de:0°)方式で透過色の測定が可能。ガラス、フィルターなどシートや板状の試料から食品、化粧品など液体試料まで幅広く対応できる

・A4サイズサンプル中心部の測定が可能:A4サイズサンプルの中心部を測定できるほか、従来のダンパー採用による衝撃緩和をそのままに、サンプルホルダーが全開保持も可能になっている

・環境温湿度計とサンプル温度計:環境温湿度計とサンプル温度計を備え、測定環境の温湿度やサンプル表面温度を確認・記録できる。彩度が高い色は特に温度の影響を受けるため、厳密な色管理にはサンプルの表面温度や環境温湿度の管理が重要だが、色測定と同時に測定環境の温湿度やサンプル表面温度を測定し、記録することで、より厳密な色管理を実現(サンプルの温湿度測定は反射測定時のみ)