2025年07月23日 (水曜日)
SK Art( https://skart-corp.co.jp/ )は、米・CHEMEON Surface Technology(CHEMEON社)が開発した3価クロムベースの金属表面処理剤「eTCP®」の販売を開始した。
同品は、化成皮膜処理と陽極酸化処理に使用が可能。これにより、耐食性向上、ペイント付着性向上、導電性向上、皮膜の耐久性向上が望めるという。使用が可能な素材はアルミニウム、陽極酸化アルミニウム、亜鉛および亜鉛合金、マグネシウム、亜鉛めっき鋼、IVD、カドミウム、チタン、ジルコニウムなど。処理方法は浸漬、スプレー、ブラッシング、タッチアップと使用用途によって選択できる。既存の6価クロム処理よりも硬質仕上げが可能で低温で処理が行えるという。また、トップコートが不要なことも特徴の一つ。皮膜が紫色と目立つため処理済みのパーツが一目で分かる。
CHEMEON社は、同品を米国海軍航空システム司令部(NAVAIR)および艦隊即応センター南東部と協力して次世代研究プロジェクトで開発。MIL-DTL-817068に準拠した塗装密着性試験と塩水噴霧試験に合格。MIL-A-8625Fの耐腐食性試験(塩水噴霧試験336時間)に適合、MIL-A-8625Fに準拠したアルマイトシールとして塗装密着性試験に適合した。さらに、低電気抵抗(LER)結果においても良好な結果を示した。