2025年09月05日 (金曜日)
日本板硝子( https://www.nsg.co.jp/ja-jp/ )は、同社グループのポーランド拠点において建築用ガラスのコーティング設備を新設する。
この設備は同社グループのピルキントン・ポルスカ社(本社:ポーランド)のサンドミエシュ事業所に新設されるもので、生産開始は2027年1-3月期を予定している。投資額は1.6億ポーランドズロチ(約62億円)で、この地域で30名以上の新規雇用が創出される見込み。
新設される設備は、ガラス表面に透明かつ精密な機能性膜を施す完全自動化のスパッタリングコーティングラインであり、この設備で生産される高品位のコーティングガラスは、エネルギー効率の向上や日射透過率の制御に寄与する。この投資は、省エネ性能に優れたLow-E(Low Emissivity=低放射)ガラスをはじめとする高機能領域のラインナップを拡充するものであり、ポーランド国内のみならず欧州全域で高まる環境配慮型建築への需要に対応していく予定。
サンドミエシュ事業所は、同社グループのグローバル生産体制における主要拠点の一つであり、技術インフラ、熟練した人材、優れた物流環境を備えている。
