スタンレー電気( https://www.stanley-electric.com/jp/ )は、UVコーティング技術「ASTUV(アスターヴ)」を適用したヘッドランプが、ヤマハ発動機の四輪バギー(ATV : 全地形対応車)およびゴルフカートの量産車に初採用されたと発表した。採用された車種は、米国で販売されているバギー「Grizzly」、「Wolverine」、ゴルフカートの「UMAX」となっている。ASTUV適用ヘッドランプ搭載車の販売は2026年中旬を予定している。

ASTUVは、新たに開発した塗料と同社独自の光学設計で培ったUV照射(照度・照射距離・照射時間などの硬化条件を最適化)による硬化技術とを組み合わせた技術。自動車用ランプ製造のコーティング工程において消費電力量が高い熱風乾燥工程を無くすことが可能となり、CO2排出量削減と製品の品質向上に寄与する。
ヘッドランプ内部はエンジンやLED光源の熱で温度が上がり、ランプの外側は放射冷却により温度が下がり、ランプ内外の温度差によりランプ内側に結露が発生する。 従来は、ランプ内部の塗料に含まれるアニオン性界面活性剤が水によって流れ出し、それが乾燥して固まり白い跡(垂跡)となった。ASTUVでは、ランプ内部の塗装にアニオン性界面活性剤を含まないため、水滴による影響がなく垂跡が発生しない。また水に強いUV硬化膜がヘッドランプの曇りを長期的に防ぐという。
さらに、自動車用ランプの製造工程(防曇コーティング)において、表面処理工程の中でも熱乾燥工程における電力消費量が最も高い点に着目。カバーレンズの塗装に有機溶剤を含まないUV硬化塗料を使用し、溶剤を揮発させる熱風乾燥工程を省き、塗装とUV硬化のみへ工程を短縮することで消費電力が大幅に削減される。





