日本機械学会 機素潤滑設計部門は11月27日、愛知県東海市の伊藤機工・IKKショットで「講習会 試してみよう!微粒子ピーニング」を開催する。
本講習会は、近年、表面改質技術として注目されている微粒子ピーニングに関する講演会、投射装置、投射粒子の製造工程の見学、実際の処理の実演から構成され、これからの時代に対応できるピーニング処理技術の基礎から応用までを平易に解説し、投射装置、投射粒子の製造工程見学および摺動面処理用微粒子ピーニング技術の体験を通して、微粒子ピーニングをより身近に、より深く理解できる内容になっている。
講習会では、微粒子ピーニングに造詣の深い2名の研究者を招き、「微粒子ピーニングの位置づけ」と「表面改質手法としての微粒子ピーニング」といった立場から、研究開発における最新情報や統合化されてきた知識、ピーニング技術利用の勘どころなどについて講演が行われた後、実際の投射粒子および投射装置の製造工程の見学と表面改質用微粒子ピーニング処理の実演を実施する。プログラムは以下のとおり。
1. 10.30~10.40 「開会挨拶」野口 昭治 氏(東京理科大学教授)
2. 10.40~11.20 「ショットピーニングの将来展望」当舎 勝次 氏(明治大学教授)
3. 11.20~12.00 「機能性付与のための微粒子ピーニング」宇佐美 初彦 氏(名城大学教授)
4. 12.00~13.00 (昼食)
5. 13.00~16.00 「工場見学とピーニング実演」
6. 16.00~16.20 「総合討論」