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SEMICON Japan 2024

 

ホンダ、四輪車ボディの塗装工程でショートプロセス高機能塗装技術

塗装テスト風景塗装テスト風景 ホンダは、四輪車ボディの塗装工程において主流とされる4コート3ベークの塗装方法から中塗り工程を廃止した、水性3コート2ベーク塗装となるショートプロセス高機能塗装技術「Honda Smart Ecological Paint(Honda S.E.塗装)」を開発した。この技術を2013年7月に稼働予定の埼玉製作所寄居工場に導入する。

 中塗り工程を廃止することによる塗装色への影響は、上塗り工程のカラーベースコート材自体を高機能化することで解決することができたという。また、このカラーベースコート材は、すべての塗装色への対応を可能とした。この技術は3コート2ベーク塗装において業界初(同社調べ)となる。

左:従来型塗装工程(4コート3ベーク)右:Honda S.E.塗装工程(3コート2ベーク)左:従来型塗装工程(4コート3ベーク)右:Honda S.E.塗装工程(3コート2ベーク)

 さらに、Honda S.E.塗装と高速充填・洗浄可能塗料タンクを内蔵した壁掛け塗装ロボットシステムを導入することで、大幅な塗装効率の向上を実現し、塗装材料の削減と、従来の塗装工程から40%のショートプロセス化を実現した。その結果、CO2排出量を40%削減することが可能となった。