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NDF、平成25年定時会員総会を開催「DLC規格・標準化の推進を」

挨拶する川原田会長挨拶する川原田会長 ニューダイヤモンドフォーラム(NDF、 http://www.jndf.org )は5月16日、東京・新宿区の早稲田大学63号館で、「平成25年定時会員総会」を開催した。

 当日は平成24年度事業報告、同決算報告があった後、平成25年度事業計画案、同予算案が審議・承認された。続いて、役員・監事の選任があり、会長に川原田 洋氏(早稲田大学)、副会長に光田好孝氏(東京大学)、中森秀樹氏(ナノテック)、後藤光宏氏(住友電工ハードメタル)が就任した。各委員会の委員長は、学術委員長に小出康夫氏(物質・材料研究機構)、技術調査委員長に長田 晃氏(三菱マテリアル)、広報・出版委員長に大竹尚登氏(東京工業大学)、国際委員長に鹿田真一氏(産業技術総合研究所)、DLC規格化委員長に斎藤秀俊氏(長岡技術科学大学)が就任した。

 平成25年度の事業計画では、自主事業としてはダイヤモンドシンポジウムや研究会、技術調査講演会、セミナーの企画・開催や情報収集、会誌ならびに資料などの編集・発行、国際会議・関係諸団体との連絡・提携、DLC標準化に関する企業連携活動として特別委員会を設置することを予定している。特別委員会では、活動のための自主財源を集めるとともに、ISO国際パネルでのDLC標準化の日本提案など、DLC標準化に関する活動を実施する。受託事業としては「カーボン膜に関する国際標準化」を予定している。

 会の最後に役員を代表して挨拶に立った川原田会長は「当フォーラムとしては規格・標準化を進めていることもあり、DLCに非常に力を入れている。これについては、DLC以外についても広がる可能性もあり、ダイヤモンド薄膜が含まれるとダイヤモンド工業協会との関係も重要になる。斎藤委員長を中心に日本の総力を挙げて材料としてのダイヤモンドまたダイヤモンドライクカーボンを諸外国と協力しながら取りまとめて頂きたい」と述べた。

 総会後は、ビジョン開発の山口浩一氏による「デトネーションナノダイヤモンドの表面構造に着目した用途拡大の萌し」と題する特別講演が行われた。