日産自動車は、アメリカのスマーナ工場において先進的な塗装工場を作ることで、品質、効率性、環境への影響に関する新しい基準を設定した。この新しい塗装工場では、エネルギー消費を30%低減、炭素の排出を30%削減、揮発性有機化合物(VOC)排出を70%低減することを実現する。
スマーナ工場では、三つの塗装層に連続で塗装を行う3ウェット塗装技術を使っている。以前の工程では、下塗りとトップコートの層の間で乾燥過程が必要だったが、この新しい塗装技術の導入により生産効率が向上するとともに、エネルギー消費、コスト、排気が低減する。
スマーナ工場生産担当VPのスーザン・ブレナン氏は、「日産は、北米で販売する最高品質の車両において、生産段階から環境への影響を減らし、エネルギー効率を上げることに取り組んでいます。このような取り組みは、日産のゼロ・エミッションリーダーシップ戦略と従業員、ステークホルダー、お客様に対する企業の社会的責任と合致したものです。」と述べている。