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SEMICON Japan 2024

 

JX日鉱日石金属、台湾に半導体用スパッタリングターゲットを製造する新工場

 JX日鉱日石金属の子会社である台湾日鑛金属股份有限公司(以下、台湾日鑛金属)は、台湾桃園縣龍潭に、フラットパネルディスプレイ用および半導体用スパッタリングターゲットを製造する新工場を竣工した。

 台湾はフラットパネルディスプレイ、半導体の製造から電子機器の組み立てまで、世界有数の製造拠点として成長を続けている。また、中国においても経済成長を背景に、これらの産業が急速に発展しつつある。新工場は、成長発展著しいこれら東アジア地域の市場に向けてスパッタリングターゲットの供給基地となる。操業開始は今年12月を予定している。

 新工場は、将来の事業拡張用地を含めた約30000m2の敷地面積を有し、これまで八徳工場において実施していたフラットパネルディスプレイ用スパッタリングターゲットに加えて、新たに半導体用スパッタリングターゲットの下工程および検査設備を導入し、製造から営業、技術サービスまでの一体運営を可能とした。

 新工場の稼働により、JX金属グループの半導体用スパッタリングターゲットの製造拠点は、日本、台湾、韓国、米国となり、BCP(事業継続計画)の観点からも体制を強化することになる。

新工場の外観新工場の外観