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トライボコーティング研、平成25年度第4回研究会を開催

 トライボコーティング技術研究会( http://www.tribocoati.st )は12月13日、東京・青戸の東京都立産業技術研究センター城東支所で、平成25年度第4回研究会を開催した。

 当日は大森 整会長(理化学研究所主任研究員)の開会挨拶に続いて、金属技研 技術本部 テクニカルセンターの山本泰弘氏が「最近のHIP技術と金属造形技術」と題した講演を行った。講演では、同社全工場で計16機を導入しており、φ2050×φ4200Hの世界最大サイズの処理が可能な熱間静水圧プレス(HIP処理)、2001年から導入している3Dプリンタを中心に解説を行った。同社では、両技術を融合した技術開発を行っており、3Dプリンタにより金属材料を積層した際の層間を埋める方法として、HIP処理で加圧焼結するなどの取り組みを行っていることを明らかにした。また3Dプリンタの活用方法としては、現段階で金属材料においては、強度や精度、量産性などの問題から他の方法で製造されている自動車部品や金型に置き換えるのは難しいとし、将来的には3Dプリンタで製造する必要のある製品に適用されていくのではないかと述べた。

 講演終了後は、同支所に導入している3Dプリンタの装置解説や支所内の施設見学が行われた。

第4回研究会のもよう第4回研究会のもよう