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SEMICON Japan 2024

 

日本金属熱処理工業会が平成27年新年賀詞交歓会開催、「エネ多消費型産業に厳しい状況――経営環境の改善を」

 日本金属熱処理工業会( http://www.netsushori.jp/ )は1月27日、東京・大手町のLEVEL XXI 東京會舘で「平成27年新年賀詞交歓会」を開催した。
挨拶する川嵜会長挨拶する川嵜会長
 会の冒頭、川嵜 修会長(㈱東研サーモテック)は、「当工業会会員企業を取り巻く環境はここ数年、電力・ガスなどエネルギー価格の高騰で大変苦しい経営を余儀なくされている。昨年来、多少原油価格の下落があり、我々が実際に使用しているLNGの価格については4月以降に反映されるのではないかと期待している。一方で、関西電力が約14%の値上げを決定するなど、エネルギー多消費型産業である金属熱処理業にとっては未だに厳しい環境が続いている。ともあれ、当工業会会員で一致団結して経営環境の改善に努めていきたい。また、経済産業省のご支援も頂きながら会の運営を行っていきたい」と意気込みを話した。続けて「未は大変おとなしく従順な動物と思われがちだが、時には秘めたる闘志を見せる動物でもあることから、そうした傾向が未年の特徴と言われている。皆様も新年がスタートし、新しい計画や誓いを立てられていると思うが、羊頭狗肉にならないように精進していきましょう」と挨拶を述べた。

平成27年新年賀詞交歓会のもよう平成27年新年賀詞交歓会のもよう 続いて来賓を代表して経済産業省 素形材産業室長の遠山 毅氏が「金属熱処理業は目に見えないところではあるがノウハウの固まりであり、これこそ日本の製造業の強みの一つである。昨年、経済産業省では素形材ミッションでメキシコに行ったが、海外でも日本の高品質な熱処理技術はニーズが高いことから、やはり信頼性の高い技術を持っていると改めて感じた」と挨拶した後、東京都 産業労働局 商工部経営支援課 課長の片山和也氏の発声により乾杯が行われ歓談に移った。その後、(一社)日本熱処理技術協会 代表理事の川嵜一博氏(高周波熱錬㈱)が挨拶、盛況のなか閉会した。