三菱樹脂( http://www.mpi.co.jp/ )は、DLCコーティングを施すことにより酸素や二酸化炭素のバリア性等を高めたペットボトル「ハイバリアペットボトル」が焙煎したコーヒー豆を保存する容器に採用されたと発表した。
ハイバリアペットボトルは、通常のペットボトルと比較して酸素バリアで約10倍、水蒸気バリアで約5倍、炭酸ガスで約7倍のバリア性を持っており、ワイン、清酒、ビールなどのアルコール飲料の容器として業界に先駆けて採用されている。コーヒー豆の容器としての採用は初めて。今回、採用元でコーヒー豆の輸入・販売を手掛けるミカフェートが行ったコーヒ粉の成分検査では、従来のペットボトル(炭酸飲料等に使用される耐圧容器)と比べ、コーヒーの主要な香気成分が約1.5倍保持できる結果が得られたという。
採用されたミカフェートの商品「COFEE HUNTERS」シリーズは、コーヒー豆の命である鮮度と香りの保持をするために、従来からペットボトルを採用している。今回、さらに長期間・高レベルでコーヒー豆を保持することを目的に4月1日販売分の商品からハイバリアペットボトルに変更を行う。
三菱樹脂のハイバリアペットボトルが採用された「COFEE HUNTERS」