三菱マテリアル( http://carbide.mmc.co.jp/ )は、CVDコーティングを施した鋼旋削加工用チップ「MC6035」の販売を開始した。
鋼旋削加工の断続切削など不安定な切削条件や、炭素鋼や合金鋼の低中速切削領域での耐欠損性に優れた同品は、コーティング層の残留応力を緩和する新技術により、断続切削時の衝撃を分散させ、突発欠損を抑制する。また、低中速切削領域の耐摩耗性に優れるTiCNを厚膜繊維状とすることで、耐摩耗性と耐欠損性のバランスを確保している。
既に発売済みである高速領域加工用「MC6015」、汎用性の高い「MC6025」と合わせ、鋼旋削加工用インサート「MC6000シリーズ」として、さまざまな鋼旋削加工に対応する。