ネツレン( http://www.k-neturen.co.jp/ )は、直接通電加熱(DH)を用いた自動車車体向け鋼板の縞状部分加熱技術を開発し、アーク( http://www.arrk.co.jp/ )と共同でホットプレス工法に適用し、部分硬化鋼板の製造を可能にした。
ネツレンでは従来から、炉加熱使用時に比べてエネルギー消費が少なく、設置面積も縮小できるDH技術・装置を開発し、鋼線材や鋼板(矩形、非矩形とも)への適用を進めている。今回、さらに高温部と低温部が縞状に部分加熱できるDH技術を開発し、アークと共同でホットプレス時の加熱に適用し、焼入硬化部と非硬化部を任意に設定できる部分硬化ホットプレス部品の製造を実現した。
この部分的なエネルギー吸収要求に対応できる硬化部設定により、部品の統廃合も含めた新たな発想の車体構造設計も可能になり、生産技術としても、加熱用設備投資抑制に加えて急速短時間加熱による生産性向上が期待できるという。
直接通電加熱(DH)による縞状部分