三菱ガス化学( http://www.mgc.co.jp/ )は新潟工場において、自動車向けトップコート塗料の原料等として使用されるメタクリル酸グリシジル(GMA)の生産能力を増強する。
主用途である自動車向けトップコートには、従来、アクリル-メラミン系塗料が主に使われていたが、1990年代以降、耐酸性雨性や耐擦り傷性を有する塗料として、GMAを原料に使用する酸-エポキシ系塗料の採用が拡大した。
今後も自動車向けトップコートは、世界の自動車生産台数増加に合わせた成長が見込まれているという。同社は、1979年以降、新潟工場においてGMAの事業を拡大させてきたが、同製品の用途は自動車向け塗料のみならず、エンプラ改質剤、接着剤、その他塗料などにも利用されている。
今回、年産能力を3400tから6800tに増強することにより、今後増加が見込まれる需要に対応する。工事は2017年1月に着工し、同年9月には完了させる予定。