三菱マテリアル( http://carbide.mmc.co.jp/ )は、硬脆材加工用ダイヤモンドコーティングエンドミル「DCエンドミルシリーズ」の販売を開始した。
超硬合金・アルミナ・炭化珪素(けいそ)などの硬脆材加工において同シリーズは、新開発のダイヤモンドコーティングと切れ味と刃先強度を両立した刃先形状により、耐欠損性および耐摩耗性に優れ、安定した加工と長寿命を実現した。今回は、ボールエンドミルのショート刃長「DC2SB」とロングネック形状「DC2XLB」を販売する。
同品は、独自に開発したコーティング技術により、被膜の密着性と耐摩耗性を飛躍的に向上させ、コーティング被膜のはく離や急激な摩耗進行を抑制する。また、直刃に対しすくい角をつけることで切れ味を向上させた。生成した切りくずが工具軸方向に流れるようになり、切りくず詰まりによる突発的な損傷を抑制する。