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SEMICON Japan 2024

 

新日鐵住金など、高耐食性めっき線の硬鋼線タイプを開発

 新日鐵住金( http://www.nssmc.com/ )とジェイ-ワイテックス( http://www.j-witex.co.jp/ )は、棒線事業ブランド「SteeLinC」に高機能商品群「XSTEELIA(エクスティーリア)」の新商品となる高耐食性めっき線の硬鋼線タイプ「タフガード ハード」を共同開した。同品のラインナップにより、「タフガード フロスト」、「タフガード マイルド」と合わせ、めっき線の全領域をカバーするという。

 硬鋼線領域におけるめっき商品には、撚り加工・曲げ加工など技術的に高いハードルが要求されるが、今回二社の共同研究により高い耐食性と難加工性を両立させることに成功した。同品は、従来の亜鉛めっき線と比較し約8倍(塩水噴霧試験および野外暴露試験による)の耐食性を持ち、関連製品・設備の長寿命化によるコスト低減を図ることができる。また、取替え頻度の削減による労働力不足の緩和や産業廃棄物の排出減など社会的ニーズ対応する。

 同品は、ジェイ-ワイテックスが電力・通信・鉄道分野向け、NS北海製線・日亜鋼業の二社が土木・建築等の分野向けに市場投入を予定している。