フィルムを貼った箇所 スリーエム ジャパンは、耐候性や耐汚染性、施工性、再剥離性などに優れた粘着剤付きのフィルムの「3M スコッチカル フィルム」が、東日本旅客鉄道の山手線の新造車両「E235系通勤形車両」の外装に採用されたと発表した。今回採用されたのは、ステンレス製の鉄道車体に貼って使用できる透明フィルムで、「E235系通勤形車両」の外装の特徴であるステンレスのメタリックな質感を生かした車両デザインが可能になる。
従来の透明フィルムは屋外でステンレスに貼ると、フィルムが短期間で劣化してしまうことから、ステンレス製の鉄道車体には透明フィルムでデザインを施すことは困難とされていた。
同品は、耐候性や耐汚染性、施工性、再剥離性などに優れ、フィルムを貼る場所や環境に合わせてさまざまな製品をラインアップしている。これにより、ヘアラインなどステンレスの独特の質感を生かした車両デザインが可能になるという。
山手線E235系通勤形車両