未来生産システム学協会(NPS)は、「第10回岩木トライボコーティングネットワークアワード(岩木賞)」の業績募集を開始した。締め切りは8月31日。また同時に、岩木賞表彰費用の賛助の募集も実施している。
岩木賞はトライボコーティング技術研究会が提唱し、NPO法人である精密科学技術ネットワーク(PEN)が2008年度から創設し表彰していたが、2011年度からは一般社団法人であるNPS が継承し表彰している。
表面改質、トライボコーティング分野で多大な業績を上げた故 岩木正哉博士(理化学研究所元主任研究員、トライボコーティング技術研究会前会長)の偉業を讃えて、当該技術分野と関連分野での著しい業績を顕彰するもの。募集対象は表面加工、表面改質、表面分析、トライボロジー、コーティングに関わる研究・開発・技術・支援・交流・事業化などで著しい成果、業績(製品、サービス、学会発表や特許申請/登録されたものを含む)を上げた個人、法人、団体で、表彰対象は受賞業績が公表できること、NPSに参加できること、と定めている。
本年度は大賞、優秀賞、特別賞、奨励賞を中心に募集を行うが、国際賞、事業賞の申請も受け付ける。国際賞以外は、原則として日本国内に居住地、研究室や本社、本部、主力工場などの活動拠点を有する個人、法人、もしくは団体が対象。国際賞は、海外に居住地などの主たる活動拠点を有する個人、法人、団体が対象となる。
さらに今回より、大賞、優秀賞、特別賞、奨励賞の評価尺度と、事業賞、国際賞の評価尺度のいずれの面でも極めて顕著な業績が認められる、国内外を問わない個人、法人、もしくは団体を対象として贈呈する「功績賞」(仮称)が新設された。
岩木賞受賞業績については、2018年2月23日に開催されるシンポジウム「トライボコーティングの現状と将来」で、表彰および受賞業績の記念講演を行う予定。岩木賞に関する問い合わせ、申請様式の請求は、NPS表彰顕彰部門岩木賞表彰事業部内 事務局まで(E-mail:award@nps-t.info)。
本研究会ではまた、岩木賞表彰費用の賛助を募集している。問い合わせ・申し込みは、本研究会 岩木賞表彰基金まで(award@tribocoati.st)。