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SEMICON Japan 2024

 

佐々木化学薬品、無電解ニッケルめっき用水シミ・乾燥シミ除去剤

酸化皮膜を除去しない場合(左)、除去した場合(右)酸化皮膜を除去しない場合(左)、除去した場合(右) 佐々木化学薬品( http://www.sasaki-c.co.jp )は、素地であるニッケルめっきを侵すことなく、めっき上の酸化皮膜や水シミ・乾燥シミを剥離することができる薬液「エスクリーンS-101PN」を開発した。同品で初年度5,000万円の売上を目指す。

 無電解ニッケルめっき上に酸化皮膜がのっていると、密着不良や変色などの原因になるという。しかし、今回開発した薬液は最短処理時間で30秒浸漬するだけで、無電解ニッケルめっき素地に影響を与えることなく、無電解ニッケルめっき上に発生した水シミ・乾燥シミや酸化皮膜のみを除去することができる(5μm以上の除去も可能)。シミ発生時、従来のようにめっきを一度剥がして再度施すという作業が必要なくなり、工程省略やコスト削減などに貢献できるという。