サカタインクス( http://www.inx.co.jp/ )は、紙のパッケージやカタログなどの表面に塗工することで、優れた抗ウイルス効果を持たせることが可能なコーティング剤を開発し、抗菌製品技術協議会(SIAA)の認証を取得した。
新型コロナウイルス感染症の蔓延により、社会全体での衛生意識が高まるとともに、あらゆる製品において菌やウイルスなどに対する感染防止のニーズが高まっている。同社では、以前よりパッケージへの塗工を対象とした抗菌コート剤を展開しているが、今回、あらたに抗ウイルスコート剤「RabコートVVVシリーズ」を開発し、拡販を図る。
使用用途は、紙のパッケージやカタログ、雑誌、教科書などの表面に、フレキソ、グラビア、オフセットなどの印刷方式で塗工することにより、抗ウイルスの機能を付与するもの。コート剤のタイプとしては、熱乾燥型やUV硬化型など幅広いラインアップを揃えている。また、ISO21702に準拠した試験方法により抗ウイルス性の効果を確認し、SIAAによる認証を取得しているため、このコート剤を塗工した製品については「SIAAマーク」を表示することが可能となる。