日本ペイントホールディングスは、グループ会社で自動車用塗料を手掛けている日本ペイント・オートモーティブコーティングス(NPAC)の自動車用塗料生産工場(NPAC岡山工場)を岡山県勝田郡勝央町に新規に建設する。
NPAC岡山工場の新設は、2021年3月5日に発表した日本ペイントグループ新中期経営計画(2021~2023年度)に含まれており、既存のNPAC広島工場(広島県広島市南区)の老朽化対策ならびに、中国・九州地区の顧客向けの自動車用塗料製造の主拠点として進めるもの。新工場は、日本ペイント 岡山工場内の敷地に、2021年5月から建設を開始し、2022年5月竣工、同年7月からの稼働開始を予定している。
NPAC岡山工場においては、生産性・安全性のさらなる向上を目指し、最新の在庫管理システムや生産実行システムなどのスマートファクトリーアイテムならびに自動化技術の導入を計画している。また、生産プロセスにおける省エネルギー・低炭素への対応に向けて、最新設備の導入を予定しており、ESGに配慮した工場を目指している。
なお、現広島工場の生産機能を岡山工場に2023年7月目途に移転するが、技術、営業、物流等の機能は存続する。